包丁 [包丁を選ぶ]
今まではなんとなく家にあった包丁を使っていたけど、ちゃんとした包丁をそろそろ買ってみようかな~とか、ちょっといい包丁でもあの人に贈ろうかしらなどと思って、ネットで調べてみると、いろんなメーカーのいろんな種類の包丁がかなりの数出てきてしまいます。お値段もピンキリで、何をどう選んだらいいか迷っちゃいますよね~。
たくさんのコックさんがいる所でいろんな包丁を見たり触ったりできて、先輩からのアドバイスも聞けたりできると、自然と自分に必要な包丁、欲しい包丁が分かってくるものですが、そういうことが全くなく(というか普通は無いですもんね~)包丁を選ぶとなると何を基準にしたらいいの?って思いますよね。
これを読めばきっとあなたにピッタリの包丁が見つかる!というものではありませんが、何かの参考になればと思います。
ではでは、選び方です。
包丁選びは勘です!!( ̄▽ ̄)
いや、冗談抜きに最終的には勘なんですよ。道具は使いようなので、手に入れた包丁をどう使いこなしていくかの方が大事なのかもしれません。長いこと使っていくうちに手に馴染んできてだんだん自分のものになっていくんだと思います。特に包丁なんかはそう思います。
というわけで「初めての包丁選び、勘を働かせる前に」艸が考えることを書いていきます(^ ^)
まずはどんな包丁を買うかを決めます。包丁の種類です。
『そんなに大きな包丁はいらないのよ、サイズはそのままで切れる包丁が欲しいのよ!』という方は「三徳包丁」です。いわゆる家庭の包丁ですね。ちゃんとした刃物屋さんの作った包丁は姿形は「普通」でも切れ味は「普通じゃない」のです(^ ^)
『いやいやいや、料理に燃えているの!本格的な包丁が欲しいの!私は本気なのよ‼』という方は「牛刀」です。家庭で普通に使われている三徳包丁も菜切り包丁と牛刀が合わさったものなので、形状的には家庭の包丁の延長線上にあると思います。
で、牛刀を選ぶ場合、刃渡り(刃の部分の長さ)をどの位のものにするかを決めます。
普通の家庭用包丁が大体14cm~18cmくらいです。に対して牛刀と呼ばれる包丁の刃渡りは15cm~36cmくらいです。家庭用の普通の包丁と同じくらいのサイズの牛刀もあります。
刃渡り36cmってのは凄く大きいです。このサイズになると包丁というかもう剣(つるぎ)です(^ ^)
ちなみに艸の牛刀は刃渡り24cmです。僕の周りのコックさん達は24cm~30cmくらいの牛刀を持っている人が多かったです。艸の牛刀は大きい方ではありませんが、それでも家庭用の三徳包丁からするとかなり大きく見えると思います。
この辺は感覚なので人それぞれになってしまうのですが、ご家庭で普通に使うという範囲なら、大きくても24cm位まででいいと思います。
それ以上大きな包丁は扱い辛いということもありますが、まな板もかなり大きなものにしないと大きい包丁の本領が発揮できません。
牛刀を選ぶのであればせっかくなのでちょっと大きめ、でも大き過ぎないもの。となると刃渡り20cm~24cmくらいが良いかと。あ、あくまでも艸の感覚です。心配な方はちゃんとお店で実物を見てくださいね(^ ^)
で、欲しい包丁の種類とサイズが決まったら、こんどはお値段です。
同じサイズの包丁でも値段はピンキリです。包丁を作っているメーカーによって値段が違うのはもちろんですが、同じメーカーの中でもお手頃な価格のものから、結構お高いものまでいろんな価格帯のラインナップがあったりします。
同じメーカーの同じサイズの包丁の価格の差、これは何かと言いますとひとことで言ってしまえば「切れ味」です。よく切れて、その切れ味が長続きして、硬く刃こぼれしにくく、それでいて適度なしなやかさを持っている、っていうのがいい包丁らしいんですけど、そういった包丁を作るには高い技術が必要で、お値段もそれにつれて良くなっていくのです。
ということを踏まえて、おおよその目星をつけたところで、さあ心ゆくまで勘を働かせてください(^O^)/
艸が使っている牛刀はこれです。わりと一緒に働いてた嫁とかアルバイトの子とかは使いやすい!と人気がありました。まーそこそこ大きですけどね。