トマトホール缶
艸はトマトホール缶と呼んでいるのですが、トマト缶、トマト水煮缶、トマトピューレ煮、トマトジュース煮・・・・は同じようなものだと僕は理解しています。ホールはトマトが丸のまま入っているってことで、ホールに対してカットしてあるトマト水煮缶もあります。
調理用のトマトの品種と言えばサンマルツァーノが有名ですが、純粋なサンマルツァーノを使ったトマトホール缶というのは多くはないようです。艸は長細いトマトの絵が書いてあるトマトホール缶はみんなサンマルツァーノだと思っていました(T_T)
多くのトマトホール缶で使われているトマトはロマーノ種かサンマルツァーノとロマーノ種の交配品種でサンマルツァーノタイプの品種だそうです。
純粋なサンマルツァーノは、イタリアのごく限られた地域でしか栽培することができず、しかも病気に弱かったり、たくさん収穫できる品種でなかったり、とイタリアでも稀少なのです。
もちろん、サンマルツァーノタイプのものもサンマルツァーノって呼んじゃえば、結構世に出回ってるってことになるのですが。
トマトホール缶は、メーカーによって結構な違いがあります。なので、どのトマトホール缶を選ぶかによってトマトソースやその他もろもろの料理の仕上がりも変わってきます。
僕の好みはトマトの果肉が柔らかいけどしっかりしていて、煮汁がドロッと濃度のあるものなのですが、このトマトホール缶、缶詰だからいつも同じと思いがちですが、同じメーカーのものであっても使われたトマトによってかなり違いがあるんですね~。野菜ですからね、トマトの出来やら収穫の時期やらで、大きさや完熟具合も当然変わってきます。
小っちゃいトマトばっかりの時や、果肉がトロットロの時や、いつもよりちょっと水っぽい感じがする時もあります。
トマトホール缶の状態が違えば、トマトソースにする時に煮込む時間も変わってきます。なので、○分煮込む、というよりも「このくらいの状態になるまで」煮込む、という感覚で艸は作っています。
で、結局どのトマトホール缶がいいのか、というのは好みにもよりますが、艸はソルレオーネというメーカーのトマトホール缶を長いこと愛用しています。⇒ソルレオーネ トマトホール缶
あ、あとKAGOMEのトマトホール缶も好きです。イタリアのトマトを使って日本のトマトのプロが作るんだからいいに決まっています。(あくまでも、艸の好みの問題です)
⇒KAGOME トマトホール缶
まずはお気に入りのトマトホール缶を見つける。が美味しいトマトソース、トマト煮込みを作る第一歩なのだと思います。あとは基本のトマトソースの作り方を参考に作るだけです(^_^)
純粋なサンマルツァーノのトマトホール缶でトマトソースを作ったことがないので、作ってみたいな~食べてみたいな~
⇒DOP サンマルツァーノ トマトホール缶